組織の病理
今の職場に就職して5年目になるが、遅まきながら、組織の病理というものを実感しつつある。
どの組織にも「非公式な意思決定機構」がある。下世話な言葉で言えば「派閥」である。働き始めてしばらくの間は、そのような「派閥」が存在することさえ知らず、目の前の仕事を覚えることに集中できるものである。
しかし、どの組織にも「人事」というものがあり、それをきっかけに、「派閥」の存在に気付く機会も出てくる。その結果、「派閥」から排除されているために不当な処遇を受けていると感じた者は、スポイルされ「不満分子」となってしまう。一方で、「派閥」の存在など頓着せず組織のために尽くす者も多いが、往々にしてそうした忠誠は裏切られる(極端な場合、過労死など)。結果として、「派閥」はますます大きな力を獲得することになる。こうした構造が見えてしまうと、労働意欲は減退してしまうが、社会科学を研究する者として(?)、これも経験だと考えるようにしている。
折しも、先日食事したばかりの元上司が、体調不良で検査を受けるという。清廉潔白に組織のため尽くしてきた方なので、悪い結果とならないのを祈るばかりである。
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コメント
誰もがその組織に一生いるという前提で作られた組織は、当然内部に非公式の人間関係もできてくるんでしょう(長年一緒にいれば人間関係が固定化してきます)。かといって外部的な人事評価とか任期制にも抵抗があります。AKIOさんはどういうふうにしたらいいと思います?
投稿: aki. | 2006年10月31日 (火) 02時08分
なかなか難しいですね。
組合がしっかりしていれば、ある程度組織の硬直化に対する抑止力になるのでしょうが、強力な「派閥」は往々にして組合にも食い込んでいるものです(いわゆる「御用組合」)。
外部からトップを持ってきても、そのトップが既成の「派閥」に抱き込まれればそれで終わりですし。
個人的には、部下に管理職を「評価」させるようにするのが最も効果的だと思いますね。まず無理でしょうが。
投稿: AKIO | 2006年10月31日 (火) 23時43分