今さら、柳澤厚労相について。
柳澤伯夫・厚労相の「産む機械」発言が言語道断なものであることは、私が書くまでもないので、ここでは繰り返さない。
今回紹介したいのは、元代議士・白川勝彦氏のサイトで、騒動の前に記された文章である。かつて柳澤氏と極めて親しかった白川氏によると、「かつての彼は苦労人だけに政策に明るいだけではなく、理論に裏打ちされた人間味のある政策や考え方を大切にする政治家であった」。しかし、自公連立で「心が変わってしまった」彼に、白川氏は年賀状を出さなかったという。
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=69
白川氏の炯眼に感心する反面、この記述にはいささかの違和感も覚える。単なる連立政権の組み合わせで、そこまで人間の考え方が変化することがあるだろうか?白川氏にはそのような面を見せなかっただけで、柳澤氏にはもともと今回のような発言をする思考回路があったのではないかと私は思う。
もうひとつ、白川氏の見解で気になるのが「苦労人だけに・・・・・・人間味のある政策や考え方を大切にする政治家であった」という部分である。やや素朴すぎる見方ではなかろうか。社会人の方なら思い当たるだろうが、「苦労人」イコール「人間味がある」人物とは必ずしも限らない。苦労の果てに、他者に対する抑圧的な態度を身につけてしまう人物もいる。苦学して東大→大蔵省キャリアというコースをたどった彼は、残念ながら後者のタイプだったのではないだろうか。
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