2007年1月18日 (木)

大相撲初場所雑感

今日は、年明けの土曜出勤の代休で在宅。いろいろ私用がたまっていて多忙だったが、午後はBSで相撲観戦ができた。実質的には、完全な朝青龍の独走態勢となっており、率直に言って面白みには欠ける。

実は一昨日の火曜日、午後に休みを取って、両国国技館の椅子席で初場所10日目を観戦した。国技館に到着したのが午後4時頃だったので、残念ながら幕内の取組しか見ることができなかったが、館内の実情を観察できたのは興味深かった。平日とはいえ、マス席にもいくつかの空席が見られたのは、相撲人気の「回復」が危ういものであることを示していると思う。率直に言って、上位陣の相撲内容が現在のような「マンネリ状態」では、一時の琴欧洲・白鵬ブームで復活した人気も消え去ってしまうだろう。

それに引き換え、幕内下位・十両のベテラン力士の健闘は賞賛すべきものがある。負けが込みつつあるとはいえ、一時は優勝争いのトップに立った玉春日はその典型だろう。あえて個人名は挙げないが、素質をもてあましている若手・中堅力士たちの奮起を促したい。

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2007年1月13日 (土)

中村紀洋バッシング

オリックスの中村紀洋選手が、泥沼化した契約更改交渉の末、退団に追い込まれた。ネット上では、中村選手の過去・現在の言動について非難の集中砲火が起きている。しかしこうした非難は、オリックスという組織の問題点に目を塞ぎ、個人に責任を転嫁する「弱いものいじめ」と思えてならない(断っておけば、私は特に、中村選手の個人的ファンではない)。

オリックス側の野球協約無視といった問題点については、「たわしのBlog」の以下の記事に詳しいので、ぜひご一読を。http://blog.livedoor.jp/tawashi_osaka/archives/51282712.html

私が今回の経緯を見て感じたのは、中村選手はオリックスの巧妙な「リストラ」策に引っかかったのではないかということである。組織が「リストラ」を行う際、プライドが高い人物を怒らせて、「自主的に」退職するよう仕向けることは珍しくない。中村選手に対して行われた、野球協約の下限を超える減額提示(2億円→8000万円)は、まさに彼を「怒らせる」ことを目的になされたものではなかったか。そして、中村選手は見事その通りに反応してしまい、退団に追い込まれることになった。

しかし不思議なことに、世論の反応は、彼に対する「仕打ち」に同情するどころか、中村選手の「わがまま」を非難するものが圧倒的に多い。実際には、今回のような労使交渉が社会的に容認されることになれば、それは一般企業の経営者によっても即座に「真似される」ことになってしまうのに・・・。「中村紀洋バッシング」は、異端者を受け入れる寛容さを急激に失いつつある、今の日本社会を象徴している気がしてならない。

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2006年11月16日 (木)

旭鷲山をめぐる報道

元小結・旭鷲山が先日「電撃引退」したが、その背景に金銭トラブルがあったのではないかという報道がなされている(教育基本法「改正」案が衆議院で強行採決された日に、このニュースについて書くのはいささか気が引けるが、相撲ファンとしてはやむを得まい)。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20061116&a=20061116-00000054-sph-spo

http://www.zakzak.co.jp/spo/2006_11/s2006111604.html

旭鷲山と大島親方はこの疑惑を全面否定し、引退は「純粋に」健康上の理由によるとしている。しかし最近の土俵を見ても、旭鷲山にはかなりの地力が残っているように見えたし、今回の引退はいささか唐突の感があった。旭鷲山の「事業家」としての活躍は、かねてから知る人ぞ知るところであり、土俵外で何らかのトラブルがあったのは事実かもしれない。

ただ、報道されている程度の金銭トラブルなら、たとえば現役時代の横綱・貴乃花についても報じられたことはあった。それが引退に追い込まれるまでに至ったのは、やはり「外国人」であることによる立場の弱さがあったのではないだろうか。引退についていかなる事情があれ、モンゴル人力士のパイオニアとして旭鷲山が果たした功績が消えるわけではない。今後の健闘を祈りたい。

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2006年11月12日 (日)

大相撲九州場所

大相撲九州場所が開幕した。ただ残念ながら、大関・白鵬が休場しているし、他に横綱・大関昇進のかかった力士もおらず、その意味ではいささか話題性に乏しい。もちろん、朝青龍の独走になるとは限らないとはいえ、どれだけ「内容のある」場所になるかは心もとないところがある。

今日(初日)の結果は、横綱・大関全員が白星スタートと、無難なものであった。しかし、最近の大関陣は、滑り出しがいかに好調に見えても、終わってみると「申し合わせたように」8~9勝に終わってしまうというのが最近のパターンなのである。こうした「予定調和的」な雰囲気が、表面上の外国人力士ブームにもかかわらず、ファンに物足りなさを感じさせている。

琴欧洲・白鵬など有望力士の故障が相次いでいることについても、相撲協会の対応は満足のいくものではない(琴欧洲については、膝の治療のため、師匠命令で本場所を休ませるべきではないかとかねてから思っている)。このままでは、せっかく回復の兆しが見えた相撲人気も、ほどなく衰えてしまうのではないかと懸念する今日この頃である。この懸念が、杞憂に終わるよう祈るほかない。

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